永い年月にわたりこの手に刻まれた繊細な感覚は

人を感動させたり癒したりするほどのモノを生み出します。

いくら世の中がもっと便利になろうとも人でなければ決して成し得ない業と思っています。

何度も木肌に触れて表面に凹凸が無いかどうかを指先の感覚だけで確認していきます。

気に入らないところがあれば直します。

『ほらここ触ってみ』そう言われて触ってみても

『・・・・。』

こんな風に違うと説明されて再度触れてみて

『・・・！！』

やっとその違いが分かるほど微妙な違いでした。

しかし最後の仕上げが終わった面と、これから仕上げる面では全然違うんです☆

磨いた大黒柱にしっかりとミツロウワックスを塗っていきます。

『手間のかかることや～』と、

ニコニコ笑って丁寧に仕上げてくれます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・いつも有り難うございます。