GWはいかがお過ごしでしたか?
北大阪の現場は、基礎が終わり、土台をひいています。
棟上げまではあっという間ですから目が離せません。
昔々日本に来た外国人が、日本の家づくりをみて驚いたそうです。
日本の家づくりは海外の家づくりの逆といわれています。
どこが・・・?といいますと、
日本の家屋はまず屋根を乗せる事(棟上げ)を真っ先に目指します。
海外の家づくりは三匹の子豚でもある様に下から順に造っていきますので
屋根だけ先に乗っている日本家屋の造り方は当時異様に思えたのでしょうね・・・。
しかし、この建て方が日本の気候風土に合った建て方として長い年月をかけて確立されていったのです。
日本は四季があり一年中湿度が高いだけでなく、ちいさな島国でありながら
豪雪地帯であったり、台風がよく来る地域であったりと地域の気候風土は
とても多くの要素が絡みあっていて一辺倒にはいきません。
ですので、材木は建てる土地に近い所の寒い地域のものを使うのが最も良いとされています。
その地域の気候のクセを身に染みて育っている材木だからです。
先ごろ言い出した“材木の地産地消”は昔から行なっていた理にかなったことなのですね。
雨風湿気をなるべく材木に当てないように工夫していった結果、
棟上げを真っ先に目指す建築方法が確立されていったということですね。