お引渡しから２年が過ぎ、檜の大黒柱と床は美しいあめ色へと変わっていました。
ご主人に声をかけますと・・・

ご主人 いや～気づきませんでした。
そんなに色が変わっていますか！
毎日見ていると意外とわからないものですね(笑)。

高松銘木店 引渡し当初に撮影した写真ですが、
お子様のＲくんの抱えている大黒柱の切れ端の色と比べると一目瞭然ですね。

大黒柱はＭ様家族の生活の中に溶け込み根付いていました。

スタートは中古住宅購入でいいというお考えだったと伺いましたが、結果的に注文住宅を選択され、その中で高松銘木店に決めた理由は何だったのでしょうか？

奥様 鍼灸院と住居の両方ですので施工会社選びにはかなり時間をかけました。
最終的に３社に絞りﾌﾟﾗﾝを依頼しましたが、その中で一番提案が良かったのが高松銘木店さんだったんです。

ご主人 資料請求を10社以上依頼し、直接自宅に持ってきてくれた会社2社のうちの1社が高松銘木店さんで、玄関先で説明を伺った時、家内が通勤途中気になっていた現場と結びついた様なのです。
“高松銘木店さんで決まるかもしれないな…”家内の表情をみてﾋﾟｰﾝときたんです。
私は実は他に気に入った会社があったのですが、そんな私の心をグイと掴まれる出来事がありました。社長が家に見積書を持って来られた時の事なのですが、
どうも様子がおかしいんです(笑)何か一生懸命なのですが、とにかく見積書をなかなか見せてくれなかったんですよ。
しかしそれには訳がありまして、実は高松銘木店さんには希望も含めて外構込みで少し思い切った価格の希望を出していたんです。
気持ちの中で、これでは無理だろうな…とは思いつつ、なれば嬉しいな…と(笑)。

高松銘木店 もしかして見積金額がｵｰﾊﾞｰしていたのですが？

ご主人 はい(笑)。しかしダメ元で言った価格ですし、そのぐらいになるだろうと覚悟を決めていたので驚きはありませんでしたが、その時社長はなんておっしゃったと思います？
「予算は超えてしまいましたがとてもよい家なので建てさしてください！！」
そうおっしゃったんです(笑)。社長の誠意ある言葉にグッときましたね。今でもその時の様子を覚えています。

奥様 工事が始まってからも、工務店ならではの臨機応変な柔軟対応に高松銘木店さんで良かったと思いました。ハウスメーカーではありえないと思います。

高松銘木店はどの様な経緯でご存知だったのですか？

奥様 たまたま通勤途中にﾀｶﾏﾂさんの建築現場がありまして、棟上げをしていたんだと思うのですが、材木がどんどん運ばれて家の形が出来上がっていく様がとても美しかったのです。
もちろん他のビルダーさんの現場も沢山見ていましたけれど、木材が建っていく様を見て“キレイ！”と思ったのは初めてでした。

それから通るたび気になってチラチラ見ていたのですが、ある時昼休み中の大工さんと話しをしていましたら、その大工さんが“うちの家はよそとは違う！柱も４寸角でハリもんは一切つかわんのや”と、自信を持って語ってくれたんです。それがとても心に響きました。

奥様 元々木の持つ温かみや香りが好きでしたし、天然素材に惹かれていましたから
その後見学会に行ってみて社長さんの木に対するこだわりや情熱に触れて“やっぱり本物の木がいい！”と思いました。
他のビルダーさんで、“集成材の方が木のクセは出ないし天然よりも強い”を、うたい文句にしているところもありますが、
私はどうしても切り貼りした材木に家族の命を預ける気にはなれなかったんです。

高松銘木店 集成材は強いという実験データがあり、見た目も材木と一緒ですが、種別で言うと工業製品（エンジニアウッド）ですから、天然素材とは対極の位置づけになりますね。
確かに経年劣化が本当にデータ通りなのかどうかもまだわからない歴史の浅いものですし、今後見守っていく必要がありますが、お客様からすると選択肢が増えたのは良いことだと思います。
基本的に高松銘木店としては天然素材の良さを感じてもらいたい、と思っています。

今年は例年に無い猛暑でしたが、ＪＷＢ工法の効果は感じられましたか？

ご主人 お盆明けまでエアコンは殆ど使わずに過ごせましたよ。さすがに盆明けからは使用することが増えましたけれどね。
ＪＷＢ工法は夏に威力発揮ですね。ジメジメ感が全く違いますよ。しかも、無垢のフロアーがこんなに気持ちいいとは思いませんでした（笑）。

高松銘木店 無垢フロアーをとても気に入っていただけてとても嬉しいです。

ご主人 無垢のフロアーの良さが際立つのはだんぜん冬場ですね。

高松銘木店 例えば？

ご主人 例えば寒い冬の朝に寝起きの素足で床を歩くと普通なら“ゾッ”とするでしょ？
それが無いんです。冷たさが全く感じられずむしろ“ぽかっ”と暖かいんです。
とても気持ちがいいので友人にもオススメしたいところですが、
なかなか素足で来られる方はいませんし、“くつ下脱いで試してみろ”とも言えないし（笑）

奥様 そう言えばこの夏遊びに来た友人が、「無垢のフロアーってこんなに気持ちがいいんやね♪」と、言ってくれたんですが、その友人が新築当初に遊びに来た時私が「無垢フロアっていいよ～！」って凄くオススメをしていたんですよ。
なのに“えっ、今ごろ気が付いたの～！？”って思いましたが、
今回は素足だったんですょ（笑）

高松銘木店 （笑）・・・なるほど！

奥様 それと、無垢って季節によってすごい感じが変わりますね！それに驚きました。

高松銘木店 どんな風に変わりますか？

奥様 そうですね、夏場は足の感触がふわっと柔らかくて、足の裏に吸い付く様な感じなのですが、
秋ごろから今度はどんどんキュッっと締まっていくみたいなんです。
締まると足触りがツルッツルになってくるのですが、私はだんぜんツルッツル感が大好きなので、
この所涼しく床が締まり始めて、 “待ってました～！”と喜んでいるところです（笑）。

高松銘木店 木は呼吸しますし、夏場は空気中の湿気を吸って、冬場空気が乾燥すると湿気を放出します。
高松銘木店は本物の素材を使用していますのでそれを体感できますね。
ワックスも木の息を殺してしまうものでなくむしろ木の呼吸を守る自家製の天然ミツロウワックス
をたっぷり染み込ませてありますから、足元から木の呼吸を感じ取られているのですね。

奥様 今となってはどうしようもないですが１階の診療室の床も無垢にしたら良かったかな…と。
汚れることを想定して合板にしたんですけど、合板の床はちょっとのキズもとても目立って汚く見えるんです。
しかし、無垢フロアーはいくらキズが付いても不思議と気にならないんです。
以前社長が、「無垢の傷は味になっていきますよ。」とおっしゃっていたことがありましたが、
こういう事を言うんですね（笑）

高松銘木店 高松銘木店としましては、本当に工務店冥利に尽きます。

Ｍご夫妻と話しが盛り上がっている間、Ｒ君は黙々と何かに熱中しています。

ご夫妻の気配を背中に感じるｷｯﾁﾝの並びに設けられた、趣味のコーナー。
ちょっと声をかけてみると、「ガンプラ大好き！」嬉しそうにそう答えるＲ君。現在、プラモデルにはまっているそうで、ブログを見せてあげる！”と、慣れた手つきでＰＣをｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ♪　色々説明しながら見せてくれました。

今後の成長に目が離せませんね。